「編入したいけど、英語がネックで一歩踏み出せない」「TOEICって結局、何点あればいいの?」——。編入を考える人が最初にぶつかる不安の多くは、この英語の壁です。
以下では、大学編入で英語がどう問われるのか、TOEICは何点を目安にすればいいのか、そしていつから・どう対策すればいいのかを順に見ていきます。先に結論を言うと、英語は編入で最も差がつきやすい科目で、早く動いた人ほど確実に有利になります。
この記事の要点
- 編入の英語は「外部スコア提出型(TOEIC等)」と「当日の英語筆記型」に分かれる
- TOEICの必要点は大学次第。基準点を公表しない大学が多く、志望校ごとの確認が必須
- 目安として、上位の国公立を狙うなら700点台以上を一つのラインと考える人が多い
- スコアには有効期限があり、複数回受験が前提。早く始めるほど積み上がる
編入の英語は大きく2タイプ
まず押さえたいのは、大学によって英語の課し方が違うという点です。大きく分けると次の2つです。
| タイプ | 内容 | 対策の考え方 |
|---|---|---|
| 外部スコア提出型 | TOEICなどのスコアを出願時に提出。当日は英語の試験がない場合も | 早く動くほど有利。事前に積み上げられる |
| 当日英語筆記型 | 試験当日に英文和訳・長文読解などを解く | 専門分野の英文に慣れる読解対策が中心 |
経済・経営系ではTOEICのスコア提出を求める大学が多い傾向がありますが、両方を課す大学や、当日筆記のみの大学もあります。志望校がどちらの方式かは、必ず最新の募集要項で確認してください。TOEICなら「リスニング・リーディング型(L&R)か、4技能型か」も大学によって異なります。
TOEICは何点必要?
最も気になるところですが、正直に言うと「何点あれば合格」という明確な基準点を公表している大学は多くありません。多くは「出願要件として一定スコア以上」を課すか、または点数を選考の一要素として扱います。
そのうえで、あくまで一般的な目安として言われるのが次の水準です。これは公式基準ではなく、志望校の過去の合格者水準を各自で確認するのが確実です。
| 狙う層 | TOEICの目安(あくまで参考) |
|---|---|
| 上位の国公立 | 700点台以上を一つのラインと考える人が多い |
| 中堅の国公立・上位私立 | 600点前後から挑戦する人もいる |
| 私立(産近甲龍・関関同立など) | 大学・方式による差が大きい。要項で個別確認 |
大事なのは点数そのものより、志望校の要件を満たし、他の受験者に見劣りしないスコアを、試験までに用意できるかです。だからこそ、逆算して早く動く必要があります。
いつから・どう対策する?
TOEICなどの外部スコアは、編入対策の中で最優先で着手すべき項目です。理由は3つあります。
- 短期間では上げにくい:英語力は積み上げ型。直前に慌てても間に合いにくい
- 複数回受験が前提:一発で目標点に届くとは限らず、何度か受けて更新していくもの
- 有効期限がある:スコアには期限(例:過去2年以内)を設ける大学が多く、早すぎても取り直しになる場合があるため、試験時期から逆算して受験計画を立てる
準備を始める時期の全体像は、大学編入はいつから準備すべき?学年別スケジュールで詳しく整理しています。英語はその中でも一番早く手をつける科目、と考えてください。
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大学編入はいつから準備すべき?学年別スケジュールで解説
「今の英語力」を悲観しなくていい
今のスコアが低くても、落ち込む必要はありません。当メディアの運営者の一人は、3か月でTOEICを440点から860点まで引き上げ、最終的に965点まで到達して名古屋大学の経済学部へ編入しています。正しいやり方で必要な量をこなせば、英語は最も伸ばしやすい科目でもあるのです(運営者プロフィールはこちら)。
逆に言えば、英語こそやり方と計画次第で結果が変わる科目です。制度そのものを先に知りたい人は大学編入とは?、志望校の英語の課し方を確認したい人は大学別の編入情報もあわせて読んでみてください。
一人だと「量と方向」がぶれる
英語対策で失敗しやすいのは、何を・どれだけやれば目標点に届くのかが分からず、走る方向がぶれることです。市販の教材は山ほどありますが、今の自分の点数から逆算して「次に何をやるべきか」を一人で判断するのは、想像以上に難しいものです。
逆に、毎週やることが決まっていて、迷わず・サボれない状態さえ作れれば、スコアは着実に伸びます。編入で英語を伸ばした経験者と一緒に、今の点数から目標までの道筋を引くのが一番の近道です。
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