「大学編入に興味はあるけれど、いつから準備を始めればいいのか分からない」——。編入は情報が少なく、周りに経験者もほとんどいないため、スタートの時期でつまずく人がとても多いところです。

この記事は、編入を考え始めたばかりの人に向けて、準備をいつから・どの順番で進めればいいのかを学年別に整理しました。先に結論を言うと、編入試験は例年秋に実施されることが多く、思い立った「今」から動くのが一番の近道です。その理由と具体的なスケジュールを見ていきましょう。

この記事の要点

  • 編入試験は例年、秋(おおむね9〜11月)に実施される大学が多い
  • 合否を分けやすいのは英語。外部スコア方式なら早く動くほど確実に積める
  • 大学1〜2年のうちに動き出せば、無理のない逆算スケジュールが組める
  • 試験時期・科目は大学ごとに違うので、志望校の公式要項で必ず確認する

結論:準備は早いほど有利

編入の準備に「早すぎる」はありません。理由はシンプルで、試験の合否を大きく左右する英語のスコアは、短期間では上げにくいからです。特にTOEICなどの外部スコアを出願時に提出する方式の大学では、早く動き始めた人ほど有利になります。

とはいえ、多くの人が動き出すのは大学2年になってから。だからこそ、今この記事を読んでいる時点で、あなたはすでに一歩リードしています。あとは、やることを時期ごとに並べて、迷わない状態を作るだけです。

まず知る:編入試験は「いつ」実施される?

スケジュールを組むには、ゴール(試験日)から逆算するのが基本です。編入試験には大きく分けて、大学2年から移る3年次編入と、1年から移る2年次編入があり、多くの大学で募集されているのは前者です。

試験の時期は大学によってばらつきますが、入学の前年の秋(9〜11月ごろ)に実施する大学が多い傾向があります。つまり「大学3年の春から編入したい」なら、その前年=大学2年の秋が本番になるイメージです。ただしこれはあくまで目安で、夏に実施する大学や、時期が年度で動く大学もあります。志望校が決まったら、必ず最新の募集要項で日程を確認してください

編入という制度そのものの仕組みやメリット・デメリットを先に押さえておきたい人は、こちらの記事も参考になります。


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大学編入とは?仕組み・メリット・デメリットを解説

学年別スケジュールの目安

3年次編入(大学2年の秋に受験)を想定した、標準的な流れの目安です。試験時期が早い大学を狙うほど、全体を前倒しで考えてください。

時期 やること
大学1年〜2年前期 編入という選択肢を知る/志望分野をざっくり決める/英語(TOEIC等)に着手し、まずは1回受けて現在地を知る
試験の半年前
(2年前期〜夏)
志望校を数校に絞る/募集要項で科目・日程を確認/専門科目(経済学など)の基礎固めを開始
試験の3〜5か月前 過去問で出題レベルを把握/英語スコアを目標ラインまで積む/志望理由書の下書きを始める
試験の1〜2か月前 過去問演習を繰り返す/口頭試問がある大学は声に出す練習/志望理由書を第三者に添削してもらう
試験後〜合格発表 結果を待ちつつ、次の併願校の準備。落ちても今の大学に在籍したまま卒業できる

何から手をつける? 優先順位

やることは多く見えますが、手をつける順番を間違えなければ大丈夫です。優先度が高い順に整理します。

① 英語(最優先)

多くの経済・経営系の編入で、英語は合否のカギになります。特にTOEICなどのスコアを出願時に提出する方式なら、勉強した分がそのまま点数として残るので、一番早く着手すべき科目です。スコアには有効期限(例:過去2年以内)がある大学も多く、複数回の受験を前提に、早めに動くほど確実に積み上がります。※当日の英語筆記か外部スコア提出かは大学で異なるため、志望校の方式を必ず確認してください。

② 専門科目の基礎

経済・経営系なら経済学(ミクロ・マクロ)などが中心です。用語を暗記するのではなく、「人に説明できる」状態を目指し、標準的な教科書を繰り返します。頻出論点は大学ごとに違うので、過去問で出題レベルを各自確認するのが確実です。

③ 志望理由書・口頭試問

「なぜその大学で学びたいのか」を言語化する作業です。直前に慌てないよう、志望校を絞った段階で下書きを始めるのがおすすめ。口頭試問がある大学では、基礎を口で説明できる状態にしておくと安心です。

志望校を早めに絞ると、逆算しやすい

スケジュールがぶれる一番の原因は、志望校が決まっていないことです。行き先が決まれば、科目・日程・必要な英語スコアが具体的になり、やるべきことが一気にはっきりします。

経済・経営・商学系でどの大学を狙えるかは、大学別の編入情報で各大学の難易度や試験科目を整理しています。国公立を目指すのか、産近甲龍・関関同立といった私立を狙うのかで、準備の重点も変わってきます。まずは気になる大学をいくつか眺めて、ゴールのイメージを持つところから始めましょう。

本当の壁は「一人で続けられるか」

正直に言うと、編入で一番難しいのは試験そのものより勉強を一人で、毎週続けることです。周りに編入を目指す人はほとんどおらず、情報も少ない。スケジュールを立てても、それを迷わず実行し続けられるかどうかが、合否を分けます。

逆に言えば、毎週やることが決まっていて、サボれない・迷わない状態さえ作れれば、編入はぐっと現実的になります。必要なのは根性ではなく、情報格差を埋めて道筋を見える化する仕組みです。そこは、実際に編入を経験した人と一緒に組み立てるのが近道です。

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