「編入の志望理由書、何をどう書けばいいのか分からない」——。ペンが止まってしまう受験生はとても多いです。編入試験の志望理由書は、一般入試の作文とは評価の観点が違うため、書き慣れた人でも戸惑います。
審査で見られているポイント、受かる構成、例文の作り方、添削のコツ。ここから一気に扱います。先に言うと、大切なのは達筆さではなく動機の一貫性です。当メディアは専門学校から神戸大・名古屋大の経済学部へ編入した2名が運営しており、実際に通過した志望理由書の考え方をベースにお伝えします。丸写しではなく、あなた自身の言葉で書き上げるための「型」としてお使いください。
この記事の要点
- 見られているのは「なぜ編入か・なぜこの大学か・入学後に何をするか」の3点
- 基本は4部構成(現状→志望理由→学習計画→将来像)。配分は志望理由を厚く
- 例文は丸写しせず、骨子(キーワード)→自分の体験で肉付けする
- 面接で深掘りされても答えられるか、必ず第三者の目を通して確認する
編入の志望理由書で見られている3つのポイント
大学側が知りたいのは「うまい文章」ではなく、あなたの動機の一貫性と入学後の姿です。次の3つが軸になります。
- なぜ編入なのか:今の大学のままではなく、編入という手段を選ぶ理由
- なぜこの大学・学部なのか:その大学でしか学べないこと(研究室・カリキュラム・教員)
- 入学後に何を学び、どう活かすか:編入後の具体的な学習計画と将来像
この3つが1本の線でつながっているほど、説得力が生まれます。バラバラだと、いくら文章がきれいでも評価されにくいのが編入の志望理由書です。志望理由書は多くの大学で面接の土台にもなるため、ここでの一貫性が後の口頭試問の出来にも直結します。
受かる志望理由書の基本構成(4部構成)
迷ったら、次の4ブロックの順で組み立てると破綻しません。配分の目安も添えます。
| 構成 | 書く内容 | 目安の割合 |
|---|---|---|
| ①現状・きっかけ | 今の学びで感じた課題・興味の芽生え | 2割 |
| ②志望理由(なぜこの大学か) | その大学で学びたい理由を具体名で | 4割 |
| ③学習計画 | 入学後に取り組みたいこと | 2割 |
| ④将来像 | 学びを卒業後どう活かすか | 2割 |
最も重みが大きいのは②の「なぜこの大学か」です。パンフレットやシラバス、教員の研究内容を読み込み、他大学では代えのきかない理由を書けるかが勝負になります。志望校の特色を比較したい人は経済学部に編入できる大学一覧が参考になります。
例文の”作り方”|骨子から膨らませる
完成した例文を丸写しすると、面接で深掘りされたときに答えられず、かえって矛盾します。おすすめは骨子(キーワード)→肉付けの順です。経済学部志望を例にすると——
- 現状:「マクロ経済の講義で〇〇に関心を持ったが、今の学部では専門的に深められない」
- 志望理由:「貴学の〇〇教授の△△研究に触れ、□□の手法で学びたいと考えた」
- 学習計画:「編入後は計量経済学を軸に、〇〇をテーマにゼミで研究したい」
- 将来像:「その学びを〇〇の分野で活かしたい」
この骨子を、自分が実際に受けた講義名・読んだ本・具体的な経験で埋めていけば、あなただけの志望理由書になります。抽象語を1つ具体に置き換えるたびに、説得力は上がっていきます。
やりがちなNG例
次のような書き方は、内容が悪くなくても評価を落としがちです。改善の方向とセットで押さえましょう。
| NGな書き方 | なぜ弱いか/改善の方向 |
|---|---|
| 「今の大学が合わない」だけで終わる | 逃げの動機に見える。前向きな目的に変換する |
| どの大学にも使える内容 | 大学名を差し替えても成立する文章は評価されにくい |
| 抽象的な将来像 | 「社会に貢献したい」だけでは弱い。分野を具体化する |
添削のコツ|必ず第三者に見てもらう
志望理由書は自分では”書けたつもり”になりやすい書類です。仕上げの前に、次の観点で見直しましょう。
- 3つのポイント(なぜ編入/なぜこの大学/入学後)がすべて入っているか
- 面接で「これはどういう意味?」と聞かれて答えられるか
- 志望理由書の内容と、英語対策や学習準備が矛盾していないか
特に大切なのが第三者のチェックです。自分では筋が通っているつもりでも、他人が読むと「なぜ?」が残る箇所は必ず出てきます。編入を理解している人に一度見てもらうだけで、完成度は一段上がります。準備の全体像を先に知りたい人は、こちらもあわせてどうぞ。
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大学編入はいつから準備すべき?学年別スケジュールで解説
まとめ|志望理由書は「一貫性」で決まる
受かる志望理由書の条件は、達筆さではなく動機・志望校・学習計画・将来像の一貫性です。4部構成の型に沿って骨子を作り、自分の言葉で肉付けし、必ず第三者の目を通しましょう。当メディアは専門学校から神戸大・名古屋大の経済学部へ編入した2名が運営しており、志望理由書の方向性の相談にも対応しています(運営者プロフィールはこちら)。
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