朝、大学に向かおうとすると気が重い。授業に出ても頭に入ってこなくて、「なんのために通っているんだろう」と考えてしまう——。検索バーに「大学 辞めたい」と打ち込んだのは、あなたが怠けているからではなく、それだけ真剣に今の状況と向き合っているからのはずです。
まず、大学を辞めたいと感じたときに取れる選択肢をぜんぶ並べます。そのうえで「辞める」「我慢する」以外の第三の道=編入について詳しく説明します。先に伝えておくと、結論を急がせるつもりはありません。進路の最終判断は、あなた自身のものです。ただ、選択肢をすべて知ってから決めても遅くはない、ということだけは言わせてください。
この記事の要点
- 「辞めたい」の理由を言語化すると、自分に合う選択肢が見えてくる
- 退学は取り返しがつきにくい。決める前に、他の道と比較してからでも遅くない
- 編入なら、環境を丸ごと変えながら「大学卒業」は手放さずに済む
- 落ちても今の大学に残れるため、挑戦のリスクが低い
まず「なぜ辞めたいのか」を言語化してみる
ひとくちに「辞めたい」と言っても、理由は人によって違います。よくあるのは、次の4つのどれかです。
- 人間関係や雰囲気に馴染めない——友達ができない、サークルが合わない
- 授業がつまらない——学びたいことと違った、身になっている実感がない
- 行きたかった大学ではない——不本意入学で、大学名に引け目がある
- 将来が不安——このまま卒業して、ちゃんと就職できるのか
どれに当てはまるかで、合う選択肢は変わります。後ろの3つは「今の環境」が原因なので、環境そのものを変えるのが根本的な解決になりやすいタイプです。ひとつめの人間関係も、キャンパスが変わればリセットされます。なお、心や体がしんどくて日常生活に影響が出ているときは、進路を考える前にまず大学の学生相談室などに頼ってください。休学して距離を置くのも、立派な選択肢のひとつです。
「退学」を決める前に知ってほしいこと
退学そのものを否定するつもりはありません。やりたいことが明確にあって大学が不要なら、辞める判断もあり得ます。ただ、「今がつらいから」という理由だけで決めると、後悔につながりやすいのも事実です。
中退すると最終学歴は高卒になり、就職では応募できる求人の幅が狭くなりがちです。入り直すにも、受験からやり直す時間とお金がかかります。つまり退学は、つらい環境から抜け出せる代わりに、失うものも大きい選択です。だからこそ、その手前で「環境だけ変えて、大学卒業は手放さない」道があることを知っておいてほしいのです。
「辞める」「我慢する」以外の第三の道=編入
編入とは、今の大学で取った単位を活かしながら、別の大学の2〜3年次へ移り、その大学を卒業する制度です。1年生からやり直すわけではないので、これまでの時間が無駄になりにくいのが特徴です。制度の全体像は大学編入とは?仕組み・メリット・デメリットを解説で詳しくまとめています。
3つの選択肢を並べると、違いがはっきりします。
| 退学 | 我慢して卒業 | 編入 | |
|---|---|---|---|
| 環境 | 変わる(ただし大学生ではなくなる) | 変わらない | キャンパスごと変わる |
| 大学卒業 | 最終学歴は高卒に | 今の大学を卒業 | 編入先の大学を卒業 |
| うまくいかなかった場合 | 戻るのが難しい | ― | 落ちても今の大学に残れる |
編入のいちばんの強みは、「今の大学」という安全網を残したまま挑戦できることです。合格すれば環境を丸ごと変えられて、万一届かなくても現状維持。勉強で積み上げたTOEICのスコアや専門知識は、就活でもそのまま武器になります。
編入で、環境はどこまで変わるか
編入で変わるのは大学名だけではありません。キャンパス、授業、まわりの友人、就職活動の入口——生活のほとんどが入れ替わります。地方から都市部の大学へ、あるいはその逆へと、住む場所ごと変えることも可能です。「今の環境が合わない」ことに悩んでいる人にとって、これほど大きく状況を動かせる制度は他にあまりありません。
どんな大学に編入できる?
経済・経営・商学系なら、編入の受け入れ先は思ったより多くあります。大きく分けてルートは2つです。
- 国公立ルート:神戸大学・大阪公立大学・滋賀大学・名古屋大学など
- 私立ルート:産近甲龍・関関同立など(大学別の編入情報はこちら)
実際にどの大学を狙えるかは経済学部に編入できる大学一覧|国公立中心に並べました。準備を始める時期は大学編入はいつから準備すべき?学年別スケジュール、合否を分けやすい英語は大学編入の英語対策|TOEICは何点必要かをあわせて読んでみてください。
一人で抱え込まないでください
「辞めたい」と思いながら通い続けるのは、想像以上に消耗します。しかもこの悩みは、親にも友達にも話しづらい。一人で抱えたまま「辞める/我慢する」の二択をぐるぐる考え続けると、どんどん視野が狭くなっていきます。
編入を選ぶにしても、いちばんの壁は試験そのものより勉強を一人で続けることです。逆に言えば、毎週やることが決まっていて、迷わず・サボれない状態さえ作れれば、環境を変えることはぐっと現実的になります。当メディアは、専門学校から神戸大・名古屋大の経済学部へ編入した2名が運営しています。2人とも、一度は「今の場所を続けるかどうか」を自分で決めた側です(運営者プロフィールはこちら)。辞めるかどうかまだ決めていない段階でも構いません。話して選択肢を整理するだけでも、気持ちはかなり軽くなるはずです。
編入の無料相談を受け付けています
国公立の経済・経営系学部への編入を目指す方向けに、初回30分の無料相談と1週間のLINE無料相談を実施しています。編入経験者が、今の状況に合わせて「何から始めればいいか」を一緒に整理します。





